私は、TSUTAYAでバイトしていたくらい映画が好きです。
最近はあまり観る機会がなかったんですが、新たなインスピレーションや発見などがあればいいなって思って「休みの日には1本映画を観る」というのをタスクとして取り入れることに決めました。
ちょうど仕事の休みの日が映画サービスデーだったこともあり、前から気になっていた映画「ザ・トライブ」を渋谷にあるUPLINKに観に行ってきました。
この映画は観た人によって大幅に解釈が変わると思います。
ちなみに「ザ・トライブ」はミヤモさんのこの記事で知りました。
五感フル活用!!自分が体験しているような不思議な感覚になった
こちらが予告編です。
どんな感じで物語が進んでいくのか?ラストはどうなるのか?気になりませんか?
「ザ・トライブ」は、2014年のカンヌ国際映画祭他、各国の映画祭で30以上の賞を受賞した作品で、監督のミロスラヴ・スラボシュピツキーさんは、これが長編映画デビュー作だそうです。
この人天才ですね!
登場人物は、全員ろうあ者で字幕、吹き替えは一切なく手話のみで構成されています。
ちなみに「トライブ」とは部族や族という意味であり、舞台になっているろうあ学校にも悪いトライブが形成されていて、犯罪や売春をしています。
そのトライブに主人公のセルゲイが加入し徐々に仲間に認められていくが、トライブのリーダーの恋人アナを好きになってしまったことにより、彼女を救いたい一心でやったある事により物語は思わぬ方向に進んでいきます。
「この映画の言語は手話である…」
フライヤーに書いているこのメッセージから物語が始まります。
それ以降、一切字幕や吹き替えは出てきません。
映画を観るだけでは、それぞれの名前も分かりませんでした。
初めて観る映画の形態に最初は困惑してしまいましたが、でも徐々にこの物語にのめり込んでいっているのが自分でも分かりました。
説明も一切ないので、頭をフル回転させて内容を読み取っていきます。
若者達の青春、痛々しい愛や誰かに頼りたいという不安な気持ちをリアルに感じ取れます。
結構目を覆いたくなる”生々しい”映像も出てきます。
頭がフル回転しているせいか、音がリアルに聞こえてまるで実際にそこで体験しているような感覚になります。
映画を観終わってもその”不思議な体験”がまだ続いていて、映画の世界にいるような感覚がしばらく続いていました。
”普通”の映画だったらこんな体験しなかったんだろうなと思いました。
これは絶対観るべき映画ですよ!
字幕や吹き替えがないので全く先の展開が読めないので、多分こういう意味だろうなと予想しながら観ていきます。
予想はことごとく外れていき、意味が読み取れなかった箇所も残っていきます。
途中どうやってこの映画を終わらせるんだろうなって考えていましたが、ラストそうくるんか!って感じです。
個人的にはハッピーエンドで終わって欲しかったけど、このシリアスな内容からそっちにもっていくのはかなり難しんだろうなって思いました。
Twitterでは、こんな感想を見つけました。
今日のNEW DAY(◔ิд◔ิ) The Tribe ザ トライブを観た。手話のみ説明、字幕一切なし。かといって聾者のことを伝える映画ではない。聾者には手話で私たちには音で伝える。見せ方がとにかく「うまい!」ウクライナ情勢などもあり必死じゃないと生きていけない。かなりPUNK。
— pamilio82 (@pamilio82) 2015, 5月 31
「かなりPUNK」ってこの映画を表すのにちょうどいいコトバですね。
#ザトライブ おわったら観客がポカーンとしてチラシに群がる映画。(わし含む) — 歌猫いろは@求職中 (@kanekoiroha) 2015, 5月 26
たしかにww
僕は、久しぶりに映画のパンフレット買いました!
すごい重たい内容だけど、私はこの映画好きですね。
「ザ・トライブ」はこちらの映画館で観ることが出来ます!!
全国の劇場で上映されますので、気になった方はウェブサイトより劇場情報をチェックしてみて下さい。
ちなみに渋谷のUPLINKは、今のところ終了日未定とのこと
劇場情報はこちらで確認出来ます。
劇場情報 映画『ザ・トライブ』オフィシャルサイト
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