「青春100キロ」は男にしか分からないだろうエロがおりなす青春映画だ!

ライフ

どうも!映画はTrainspottingが1番好きですマツモトユウキ(@drying)です。来年続編が公開されるそうで今からめっちゃ楽しみです!

早速なんですけど僕、実は映画が大好きなんです。最近はぜんぜん見てないですけど昔はTSUTAYAによく入り浸っててレンタルしてました。好きなジャンルは青春とコメディ系です。ホラー系はまったく見れません。

久々に渋谷にあるUPLINKで「青春100キロ」っていう映画観に行ったんですけどジャンルはタイトル通り青春映画なんですけど恋愛的なドキュメンタリー的な要素もあってすごく面白かったです。

あなたはセックスしたいだけで100キロ走れますか?

『青春100キロ』 - 上映 | UPLINK

『青春100キロ』 – 上映 | UPLINK

この映画は、AV女優の上原亜衣さんの引退作品の6本のうちの1本として制作されました。

またその企画内容が、

企画の内容は、素人の男が上原亜衣に会うまでの100キロをマラソンで走り、それを自転車で並走しながら撮影するというもの。平野勝之がプロデューサーから求められたことは「抜けなくていい」「上原亜衣の引退にまつわるドキュメントを映画にしてほしい」ということだった。

『青春100キロ』 – 上映 | UPLINK

100キロ走るっていうことが単純にスゴいなと思ったけど、走って会ってセックスして終わりみたいな深夜によくやっているただのドキュメンタリーなのかなと思ってたけどぜんぜん違いました。完全になめてました。だって会いたい、セックスしたいってだけで100キロ走ろうなんて思わないですよ。

でもこの物語の主人公と言っても過言ではないケイくんは、ただマラソンが趣味やったってだけで「上原亜衣」に会うために100キロ走ることになります。

ネタバレ注意!決してエロくはない、ただ走るだけ。

『青春100キロ』 - 上映 | UPLINK

『青春100キロ』 – 上映 | UPLINK

ただ上原亜衣さんに会ってセックスしたいがために100キロ走るケイくん。
何回も書いててあれですが、「ただ」っていう表現に違和感が出てきて、中学生のときに読んだ「走れメロス」を思い出したんですよ。

それだから、走るのだ。信じられているから走るのだ。間に合う、間に合わぬは問題でないのだ。人の命も問題でないのだ。私は、なんだか、もっと恐ろしく大きいものの為に走っているのだ。

太宰治 走れメロス

会いたい人、待ってる人がいる。そこに行かない理由なんてないだろうってことですよね。

また自分とケイくんを重ねて、100キロ走っている疑似体験をしていて、ケイくんが足を引きずりながら歩いているときなんかはなぜか自分の足も痛くなるような感覚でした。

あと平野監督が冒頭に走ってるだけの映像は絵的にも面白くないよねなんて話していて、スタッフの方も平野組はいつもなにかアクシデントが起こると言ってた矢先にケイくんとはぐれてしまうというアクシデント。

このまま走ってるだけがずっと続くのかと思ってたところのこれだったのでこちら的にも良かったなと。交互に流れる上原亜衣さんの映像がなければただの某テレビ局のドキュメンタリーになりますしね。

平野監督とケイくんの人柄が生み出した青春ドキュメンタリー

『青春100キロ』 - 上映 | UPLINK

『青春100キロ』 – 上映 | UPLINK

この映画を観て終始思ってたことが2つあって、

ひとつは平野監督の自由奔放さです。

まわりのスタッフさんもいつも振り回されてるんだろなということが伝わってきて、というかみんなボヤいてたけど、でもそれを分かっててなお、みんな付いていくんだからそれだけ監督には魅力があるんやろなと思いました。ただ単に自由奔放じゃないんやと。

もうひとつはケイくんの人柄ですね。

終始元気でスクリーン越しに「上原亜衣」への愛がイタいほど伝わってきます。会ったら口臭が気になるからって、休憩よりハミガキがしたいって言ったのにはビックリした。なに気にしてんねんと。しかも電動歯ブラシやし。

でもそれもケイくんの人柄でいいところかなと思います。

また上原亜衣さんの

彼が最後の相手で良かった、ずっと目を見てくれた

という言葉はとても印象的でした。彼はそれほどまでに愛していてあの瞬間は彼女もそれに答えていたんだろうなと。

やっぱりエロは世界を救うんですよ。男なんて99%エロのために生きてますからね。

気になった方はいますぐ映画館へ!

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青春100キロ」はこちらの劇場で順次上映されます。

渋谷アップリンク
日程:2016年6月4日(土)〜17日(金)
ウェブサイト:http://www.uplink.co.jp/movie/2016/43342 [icon name=”arrow-circle-right”]

十三シアターセブン
日程:2016年6月4日(土)〜8日(水)※今日まで!
ウェブサイト:http://www.theater-seven.com/2016/movie_seishun100km.html [icon name=”arrow-circle-right”]

京都立誠シネマ
日程:2016年6月18日(土)〜24日(金)
ウェブサイト:http://risseicinema.com/movies/16312 [icon name=”arrow-circle-right”]

名古屋シネマスコーレ
日程:2016年7月2日(土)〜8日(金)
ウェブサイト:http://www.cinemaskhole.co.jp/cinema/html/ [icon name=”arrow-circle-right”]

神戸元町映画館
日程:2016年7月23日(土)〜29日(金)
ウェブサイト:http://www.motoei.com/index.html [icon name=”arrow-circle-right”]

この映画今までにも何回か上映されているんですけど、なかなか映画館で観れる機会ないと思うので少しでも気になった方はぜひ!

最近何も手につかなくてやる気がでないとなげいている方、ケイくんのまっすぐで不器用な愛を目撃して、元気出して頑張っていきましょうよ。人間死ぬ気になったら意外となんでも出来るもんです。

高校生のときにどうにかエロ本の向こう側を透視できないかと目を細めていた、そんなことを思い出させてくれた映画でした。なんやそれ。

ではまた!

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