久々に一気読みして、結末にもやもやしてもう一回読み直しました。巴亮介さん作の「ミュージアム」
全3巻と読みやすいボリュームでかなり満足がいく内容、人の息遣いが伝わってきそうなぐらいリアルな描写。グロいのもあります。そういうのが嫌いな人はダメかもしれません。
現実世界で起こりそうなリアルなストーリー
2013年35号からヤングマガジンに掲載されていたサスペンスホラーマンガで、コミックスは全3巻出ています。作者の巴さんは、これが初の連載作品だそうです。
ヤンマガのYouTubeページには、ダイジェスト動画がカラーでアップされていました。これ観て気になる方はすぐに読んだほうがいいかも。
(ネタバレあり)小説を読んでいるかのような感覚になる
よくあるような題材なんですけど、それを絵のタッチとストーリー、リアルな描写でオリジナリティーあふれるものに仕上げています。
内容的には、カエル男が作品を完成させるためのただの快楽による殺人が次々と起こります。それぞれの私刑も残酷かつ極まりない。細かな心理戦があるわけではないんですけど、それはただカエル男が作品をつくりたい=殺したいという純粋な欲求を満たすためだけに行動しているんだろうなと感じました。
あと、めっちゃ余談ですけど作者の巴さんは、同い年なんで勝手に応援しています。
2本収録されている短編もおもしろい!
二巻と三巻には、短編が収録されているんですけど、それもストーリーがよくねられていておもしろかったです。
ちなみに、二巻に収録されている「GIRL AND KILLER─オンナと殺し屋─」は、第61回ちばてつや賞ヤング部門で大賞を受賞した作品です。個人的には、三巻の「僕らは親友という体で」がおもしろかったです。オチがすごい!
そして、そして!映画化も!
内容的に映画化されてもおかしくないやんと思ってググってみたら、今年の11月に映画公開されるみたいです。しかも、僕的にはドンピシャ配役の小栗旬さん主演!
カエル男は誰なんでしょうね。噂では、嵐の二宮さんだとかそうでないとか。あとラストがどうなるのかすごい気になります。当然、グロ描写には規制がかかるんでしょうね。
あと、今流行りの縦動画予告もあったのであわせてどうぞ!最後コワすぎる。
ちなみに、ググって分かったんですけど、最後の名刺に隠された作者のメッセージが込められていました。今のままで十分まとまってる感があると思ってたんですけど、これを超えるものが作者の頭の中にはあったんでしょうね。
今一巻のKindle版は99円で購入できますし、20%ポイント還元中なので映画公開前に読むべきですよ。
ではまた!