海外旅行に行くときに、旅行先でもインターネットを使うかどうかを悩む人は多いはず。
海外で使用できるWiFi端末のレンタルサービスを提供している会社もいろいろありますが、高いうえ、正直そこまで使うかどうかも分からない。
けれどもネットが使えれば、ルートやお店の検索などができ、便利だということはなんとなく想像できる…
もういっそのこと、現地でSIMカードを購入しようかなと考えていたとき、今使用しているSIMカードにシールを貼るだけで、75の国と地域で何度でも使えるデータ通信量専用の海外SIM「変なSIM」を発見!
トロント旅行の際に使用してみましたが、接続も良好で一見少なそうに感じるデータ通信量も200MBで十分足りました。
海外旅行によく行かれる方はもちろんのこと、いつも現地でSIMカードを購入されている、世界一周や数カ国を周遊される方など、幅広いニーズに応える海外SIMです。
変なSIMを貼るだけで海外でも使えるようになる
「変なSIM」は、今お使いのSIMカードにシールタイプのSIMを貼るだけで、海外でデータ通信専用のSIMとして使えるようになる画期的なサービス。
渡航前にプランを購入して、専用アプリで「変なSIM」と「国内SIM」を切り替えることだけで、海外で使用可能に。
国内と海外のSIMカードの入れ替えをしなくてもいいというのは個人的にかなりオススメなポイント。
ちなみに、帰国後は「国内SIM」に切り替えないと通信できないので忘れず設定しましょう。
また、レンタルではないので返却する必要はなく、何度も使用でき、国ごとに使いたい日数分だけデータを購入していくので無駄がありません。
料金は、SIM本体が1,980円、通信量は1日500円(1ヵ国ごと)です。
SIMカードの形状は、シールタイプの「変なSIM」と通常のSIMカード形式の「変なSIMプラスチック」から選ぶことができます。
もちろん僕はシールタイプを購入しました。
変なSIMのデータ容量は200MBだけど足りる?
今回、トロント滞在中の3日間使用しましたが、ひとことで言うと買って正解でした。
トロントでは、ほとんどの場所でLTE接続でき、唯一不安定だったのが、ナイアガラ付近のみ。
少ないかなと思っていた200MBの通信量も使い切ることなく十分事足りました。
今トロントで #変なSIM 使いながら旅してるんだけどパッと見て少なそうな200MBのデータ通信量
がっつりSNS(特に動画系)やらなければ1日の使用量は120MBくらいでした(画像のやつふたつ足す)#サク旅#トロント pic.twitter.com/G0a2UQtImZ
— まっちゃん@ブロガーとレーベル (@drying) 2018年7月17日
よく使っていたアプリの通信量はこんな感じ(時差の関係で2つの合算)
この日は街を観光したので、ChromeやGoogle Mapsなどをがっつり使用しましたが、それでもそれぞれ20MBほど。
なお、InstagramとLINEが10MB超えたのは、ストーリーの投稿(ナイアガラで通信環境が悪く、結局post出来ずじまい)と14分の通話(5分ほどのビデオ通話含む)が要因です。
変なSIMを利用するデメリット
「変なSIM」のサービス自体には概ね満足していますが、残念な点を挙げるとすればこんなところでしょうか。
- 変なSIMを貼るのが難しい
- シールタイプはキャリアを変更すると使えない
- 1ヵ国ごとにプランを購入する必要がある
「変なSIM」には透明フィルムが付いており、これを剥がして、くぼみに今使っているSIMを置いて張り合わせます。
不器用な僕にはこれが大変難しく、失敗すると通信出来ない可能性もあるだろうと思い、かなり慎重に作業しました。
また、「変なSIM」は非常に薄く、貼り直しすると破損する恐れがあります。
そのため、将来的にキャリアを変更し、SIMカードを返却することになった場合、もう一度新しく購入する必要があるのは盲点でした。
キャリアを頻繁に変更する方は、SIMカード形状の「変なSIMプラスチック」のほうがいいかもしれません。
ただし、細かな作業が得意な方は特に気にならないと思いますし、「国内」と「海外」のSIMカードの入れ替えの面倒を考えると、シールタイプで良かったと思っています。
周遊プランはないので国別に購入必要
もうひとつは、私が勘違いしていたのですが、プランの購入は1ヵ国ごとに必要ということ。
プランを購入すれば、国を選ばずに使用できると思っていました。
ちなみに、今回のフライトスケジュールはこんな感じです。
- 7/15 関西ー台北 11:10-13:05
- 7/15 台北ートロント 19:40-21:55
- 7/19 トロントー台北 1:45-7/20 4:45
- 7/20 台北ー関西 8:30-12:10
もし、トランジット中の台北でもデータ通信を使用したい場合は、それぞれプラン購入が必要。
その場合の費用はこちら
- 台湾2日間 1,000円
- トロント3日間 1,500円
- 合計 2,500円
考慮した結果、今回は以下の3点が要因でトロント滞在中のみプランを購入しました。
- 台湾の滞在時間が24時間以内(往路6時間、復路4時間)
- プランの使用期限がデータ通信してから24時間
- 台北の空港で無料WiFiを使用できる
周遊で使えないということは、旅行のスケジュールにより、最善の方法を考えれば対処できるレベルですので、今はそんなに気になりません。
ちなみに、プランの有効期限は3ヶ月なので、旅行直前の購入がおすすめです!
WiFiレンタルと比較しても「変なSIM」が1番お得
SIMの入れ替えも必要なく、通信も問題なくできるのは分かった、あと気になるのは、ほかのサービスとの比較ではないでしょうか。
今回のトロント旅行をモデルケースとし、WiFiレンタルで定評がある2社と比較してみました。
トロント3泊6日旅行の比較(トロント滞在は実質3日間)
イモトのWiFi | グローバルWiFi | 変なSIM | |
通信量(LTE) | 500MB | 250MB | 200MB |
費用 | 1,580円×6日間 | 770円×6日間 | 500円×3日間 |
その他費用 | 受取手数料500円※1 | 本体代1,980円 ※2018/9/30まで990円 | |
合計 | 9,980円 | 5,120円 | 3,480円 ※2018/9/30まで2,490円 |
備考 | 返却必要 故障時の弁償・修理責任あり(保証パック必須か) | 本体を購入すればずっと使える |
※1 空港受取の場合
※2 すべて税抜表示
「変なSIM」を使用するのは、現地に滞在している期間のみなので、費用に無駄がありませんね。
そのうえ、本体は返却する必要はありませので、次回以降は、通信量のみでいいというのもうれしいところ。
通信量だけは見劣りしますが、動画視聴やゲームなど大きなデータを通信しなければ、200MBもあれば余裕で事足りるので、海外でインターネットの使用を考えているなら、「変なSIM」で間違いないですね!
「変なSIM」は海外旅行の必須アイテムに!
「変なSIM」を使用した感想をまとめてみました。
海外によく行く方には、ほんとうにオススメ出来るサービスなのでぜひ検討してみてください。
SIMフリーの端末が必要なのでまだ持っていない方は僕も使っているPixel 2がオススメですよ!