ついにブリスベンにユニクロがオープンしました!!
ブリスベン1号店はインドロピリーショッピングセンター内にオープンしました。
シティ内にもう1店舗オープン予定ですね。
店内の様子はこんな感じです。日本みたい。
もうひとつ日本みたいやなと感じたのは店内から控えめなボリュームで何度も聞こえてくる「あるコトバ」。
それにすごい興味がありいろいろ調べてみるとそこには株式会社ファーストリテイリングの柳井社長のある海外戦略があったからなんです。
海外で海外スタイルの接客をしていてはわざわざ出向く意味がない
よく聞こえてくる「あるコトバ」というのは、
「Welcome to UNIQLO!」
日本でいうところの「いらっしゃいませ」から始まる日本スタイルな接客。
だけどこっちに来てそういうのあんまり聞いたことがないなって思ってました。
だいたいどこのお店に行っても「How are you?」や「What can I do for you?」などのあいさつがありそれに対しての返事をしてあとは必要があればこちらから店員さんにこちらから声を掛けるというのが一般的なオーストラリア流の接客だと思います。カナダでもそうだったはず。
これには柳井社長のグローバル化に対してのこんな思いが込められていて、
真剣にグローバル化しようと思ったら、われわれの本当に強い点で勝負することです。それには世界中どこに行っても同じユニクロにならないといけない。
世界中どこでも「同じユニクロ」を目指す | インタビュー | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
だからあえての日本スタイルなんですね。
たしかに日本のユニクロを知っている私からしたらとても懐かしく日本の店舗にいるような感覚を味わうことができましたがオーストラリアの人にとってみると不思議な気持ちになるそうです。
日本スタイル接客と海外スタイル接客の良し悪し
オーストラリアというか海外ではという方が正しいんでしょうが、
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”girl.png” name=”店員さん”]Hi! How are you today? [/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”R1″ icon=”me.jpg” name=”アットホームギークさん”] Fine thanks! And you?[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”girl.png” name=”レジの人”]Fine thanks![/speech_bubble]
必ずこう言う最低限の会話をしますよね。
海外のスーパーに行ったら前の人がレジの人とレジ打ち中ずっと話している光景を見たことはありませんか?あれが海外スタイル接客です。
一方の日本では、会話ではなく一方通行になります。
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”girl.png” name=”店員さん”]いらっしゃいませー![/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”R1″ icon=”me.jpg” name=”アットホームギークさん”] ……[/speech_bubble]
海外のユニクロも同じくこのスタイルなのでいつも最低限の会話をしていたオーストラリアの人たちは困惑してしまいますよね。もしその人が関西人だったら「だからなんやねーん!」と確実にツッコミ入れてますね。
私は日本にいるときは店員さんに話しかけられるのがジャマだなと思いとても嫌だったんです。そこにはあるハナクソみたいなプライドが隠れていて。
服選んでるときに話しかけるのほんとやめてほしい。服屋の店員さんはぼっちが放つ「話しかけんなオーラ」を感じ取るスキルを身につけたほうがいい。そのほうがたぶん売り上げ上がるぞ。 #oregairu
— 比企谷八幡 (@hkgy_hatiman) 2015, 12月 7
例えば服屋さんの場合、「俺自分に合うスタイル知ってるで」っていう雰囲気を出しておきたいんですよね。恥ずかしいから。でも結局は雑誌やインターネットの情報を独自で仕入れてそれのメモを見ながら服を選ぶというカッコ悪い方法を取っているという。
その点海外スタイル接客なら流行に敏感な店員さんにいろいろ聞いて、紹介してくれた中から自分に合うものを選べばいいという事前準備も何もいらないカンタンなことなんです。
どちらが良いか悪いかは人によって感じることが違いますが個人的には海外スタイル接客の方がお客さんとより親密な関係を築くことができるのでリピーターというかその人目当てでそのお店に来るファンを獲得できるのではないかなと思っています。
そしてグローバル化する上で必要なのはそのままのスタイルで敵陣に乗り込むこと。そう考えると二つをミックスしたハイブリットな接客がこれから必要ではないでしょうか。
さいごにひとこと
ユニクロのグローバル化戦略と自身のこれからの生活がリンクして深く考えさせられました。
私は人を干渉(ある意味観賞?)しない海外の雰囲気が好きです。
でも日本で30年生きていていきなりこっちのスタイルに合わせて生活するには無理があるなと感じています。だから両方のイイとこ取りをしてミックスしていくのが現実的なのではと思っています。
私はこれからも移動し続けるので自分をグローバル化するにはどういうスタンスで生きていく方がいいのか模索していきたいと思います。
https://athomegeek.com/move_to_anywhere/
柳井社長についてもっと知りたくなりました。
この本がすごい気になります。こっちで売ってないかな。