僕は今年ゾロ目の33歳なので世間から見ると立派な大人です。
そう、この世界は年齢でおとななのかこどもなのかを判断する傾向にあります。
今年から変更になる選挙権、法律的に結婚が出来るようになる年や飲酒や喫煙も全部年齢が関わってきます。
僕個人としてはおとなとこどもを判断するのに年齢は関係ないと思っています。
それは海外に来て自分より一回り下の人たちの考え方や行動なんかから否が応でも感じさせられましたし自分も含め年齢的に大人な人が子供っぽいことをやってたりなんかしたり。
絶対年齢では判断できないのでいっその事、おとなとこどもの定義を考え直して欲しいと思ってます。
おとなの定義とは?こどもの定義とは?
「おとな」とはを朝日新聞、朝日新聞出版、講談社、小学館などの辞書から、用語を横断検索できるコトバンクで調べると、
1 成長して一人前になった人。
㋐一人前の年齢に達した人。「入場料大人200円、子供100円」⇔子供。
㋑一人前の人間として、思慮分別があり、社会的な責任を負えること。また、その人
これが世間一般でとらえている常識通りの意味だと思います。
では反対に「こども」を同じくコトバンクで調べると、
1 年のいかない幼い者。児童。小児。わらべ。わらんべ。また、多くの子。子ら。
2 親がもうけた子。むすこやむすめ。
やっぱり年齢を重視してる傾向があるなと。
10歳だろうが20歳だろうが30歳だろうが考え方が年齢にそぐわない行動をとる人もいますけどね。
おとなになると時間を無駄に使うからスピードが速くなる
おとなの意味を調べてて面白いなと思ったのが
2014年1月17日放送「笑っていいとも!」の最優秀作品
・1年365日を異常に早く感じてしまう人。
木下優樹菜さんの作品
よく親や年上の人から20歳を超えると一年のスピードが全然違うとか聞かされてましたが今まさにそれを実感してますもん。
1日が24時間だけなんてまったく足りないと思ってるし。
でも大人でも子供でも時間は一緒なのにどうして考え方が違うんでしょうか。
両者で違うのは時間を大切にしているかしていないかだと思います。
こどもは常に時間を意識してなくて今この瞬間を純粋に楽しむ、自分のために時間を使ってる。
そして今日の時間が終わったとしてもまた明日、いつか続きをやればいいやと思ってて、
おとなは常に時間に縛られて分刻みのスケジュールで動いてて、仕事や他人のために時間を消費してる。
そのため自分が使える時間なんかほとんどないから「時間ないわ」が口癖になる。
時計を頻繁にチェックするのとしないのとでは時間の進むスピードが違いませんか。あの現象と同じ。
人はみんな同じだけの時間しか与えられてないのにそれを気にせずどうでもいい誰かのために使ってる。これがおとななのかもしれない。
おとなになると余計なことを考えて人生を面白くなくしてしまう
そしてこどもからおとなになるにつれていろんな知識を吸収していきます。どうでもいいことも含めて。
そのせいで一丁前についてしまった偏った解釈が人生を面白くなくしてしまってる気がします。
例えば、僕は今年33歳バツイチ子持ちだけどワーキングホリデービザを使ってカナダ、今はオーストラリアに滞在してます。
周りの友人からはええ歳して何をしてるんやと親、特に父親からは自分のこどもを成人させてから好きにどこでも行けとかいろいろ言われました。まあ父親が言ってることは正論だと思います。そこはちゃんとしてるつもりやから心配せんで。
周りからの目を気にしていろいろ諦めてしまうなんてもったいなさ過ぎですよ。
もしいろいろ言われたらこれだけ思い出して欲しいんです。漫才風に言うと今日は名前だけでも覚えて帰ってください的な。
「その人たちはあなたのその後の将来を保障してくれるんですか」
言いたい人には言わせておけばいい。
むしろそういう人とは今後付き合う必要なし。時間の無駄だし、さっきの話じゃないけど時間はみんな平等に与えられているのだから。
ほんとはこれがしたかったけどもうこんな歳だからできないとか勝手に制限しちゃう前にやりたいことがあるなら行動しましょう。
おとなとこどもの境界線は自分が親になるときだと思う
じゃぁ僕が考えるおとなとこどもの境界線なんですが、こういうことかな思ってます。
「自分が親になるとき」
先ほども書きましたが僕はバツイチ子持ちです。失敗してるやつが言ってもあんまり説得力ないわと思うかもしれません。書いてて自分でもそう思いました。まあ経験談として聞いていただければ。
親ってこどもに人が生きるとはなんたるかを教えていかないといけないと思うので精神的にも成長しないといけないと思うしこどもが起こしたことの責任をしっかり取れるようにならないといけない。
それができないうちはまだこどもです。
世間では親が年齢的にまだ小さなこどもを殺してしまうという考えられない事件がいっぱい起きてますけどそれはまだ親になってはいけない、こどもだったから。
こどもがこどもを育てることはできないと思うのでやっぱり親イコールおとなになるのかなと。
その考え方でいくと僕はまだまだこどもですね。自分のやりたいことを優先してしまったし。
今新たに誰かの親になるなんて想像もつきませんしね。
さいごにひとこと
おとなとこども。
人間はよくグループを作りたがるのでそんな無意識から生まれた変な境界線。
今がおとなでもこどもで精一杯人生を楽しんでそれをこれから出会うはずの自分のこどもに教えてあげるのもオモシロい。
こどもにとっては親はある意味での人生の攻略本みたいなもんやから。
いつか自分の経験を胸張ってる伝えれるおとなになるためにこれからもぼちぼちやっていきます。
余談ですが僕はピーマンが苦手なんですけどうちのこどもちゃんは食べれるのでまずはそこを克服するとから始めたいと思います。